小学5年生がドローンレースで最年少優勝!上関風雅選手インタビュー

ドローンレースの日本における代表的なリーグのひとつであるJapan Drone League(JDL)。
レベルにあわせた「オープン」「エキスパート」「プロ」の3クラスに分かれてレースが行われ、さまざまな年齢や目的のパイロットたちが全国各地を転戦しながら腕を磨き、そして楽しんでいます。

 

2019年シーズンの第2戦、ビッグニュースが飛び込んできました。前年度のランキングで15位までの選手だけが所属できる最上位のプロクラスにおいて、小学5年生の上関風雅(かみぜき・ふうが)選手が優勝を果たし、同クラスにおける最年少優勝記録を打ち立てたのです。

 

今回のレースを振り返り、今後の目標などについて、上関選手が所属するTEAM JAPRADARの施設で話を聞きました。

 

雨で練習日が消えたRound 2

 

全7戦で行われる2019年のJDL、Round 2は5月18~19日の日程で、福岡県朝倉市にある「あまぎ水の文化村」にて開催されました。18日には2分間の練習が4回、19日には1回の練習、2回の予選を経て、各クラスの準決勝および決勝レースが予定されていました。

 

ところが18日の練習日は雨が予想されたため、前日夕方に中止が決定。実際、当日は雨に見舞われました。翌19日の本戦では天候が回復したものの、各選手は1回だけの実践練習で予選に臨んだのでした。

 

※こちらはRound 2のデモフライト。パイロットと同じ目線を体験できます!(乗り物酔いしやすい方は要注意)

 

 「うれしいけど、まだまだ」――目指すは年間チャンピオン

 

――風雅選手、Round 2での優勝、おめでとうございます!感想を教えてください

風雅選手:ありがとうございます。でも、Round 1で優勝した岡選手がいなかったので、2位だった自分が今回は優勝しないといけなかった。うれしいと同時に、まだまだという気持ちです。

 

――ということは、岡選手がライバルですか?

風雅選手:山田開人選手かなぁ・・・。

※風雅選手の成績は岡選手より山田選手と拮抗している。山田選手は国際大会にも出場する腕前で、Round 1では1ポイント差の3位につけ、予選での獲得ポイントは風雅選手を上回っている。

 

――いつもは、どんな練習をしていますか。

風雅選手:平日はシミュレータを使って、1日1時間は練習しています。土日のどちらかは、実機を使って8時間ぐらい飛ばします。

門前龍汰さん(メカニック):実機練習では、JAPRADAR所属の選手で競いあう実戦形式に多くの時間を割きます。JDLの場合はレースの1~2週間前にコースが発表されるので、実際よりも幅を狭くしたゲートでコースを作り、より高い難易度で練習します。こうすると、大会本番のコースが楽に感じられます。詳しい練習の話や、優勝したときのセッティングなどは、また今度ご紹介しますね。

 

――秘密を大公開してもらえるのですね、楽しみです! 最後に、風雅選手の目標を教えてください

風雅選手:2019年は、JDLプロクラスのランキングで1位をキープし続けて、年間優勝することです。

上関竜矢さん(JAPRADAR代表、風雅選手の父): Round 2が行われた福岡へは、私と門前さんは仕事の都合で同行できませんでした。そんななかでの活躍は頼もしいですが、今回はフルメンバーではなかったので、本当の力だとはいえません。うぬぼれることなく練習して、安定して高成績を重ねられるようになってほしいですね。

 

(左から上関竜矢さん、上関風雅さん、門前龍汰さん)

 

Round 2を終えた時点で、年間ランキングでも1位に立った風雅選手。2019シーズンは全7戦で、まだ5戦が残っています。2018年の4位を大きく上回り優勝するのか、目が離せません。

 

活躍が続く風雅選手とJAPRADAR

 

取材後、新しい活躍のニュースが入ってきました。6月1日、JDRA(一般社団法人日本ドローンレース協会)が後援する全国ドローンレース選手権の地区予選が全国各地で開催され、上関風雅選手は茨城会場で優勝しました!また、JAPRADAR所属で同じ小学5年生の川田和輝選手も準優勝を果たし、2人は7月に北海道で行われる本戦に出場します。本戦には、風雅選手が意識する山田選手、そして岡選手も出場権を得ています。JDL以外での戦いにも注目しましょう。

 

特装のキャンピングカーが、全国各地のレース会場で基地になる

 

ところで上関選手や川田選手が所属するJAPRADARとは、一体どのようなチームなのでしょうか。

「レースで速いだけでは、ダメなんですよ。職業としての空撮パイロットに必要なテクニックはもちろん、人間として大切な礼儀やコミュニケーション能力などを養う教育の場でもあるんです」――そう話すのは、代表の上関竜矢さん。最年少優勝パイロットを生んだチームの真相に、DRONE TECH for ENGINEERが迫ります。

 

<近日公開>

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